がん医療売り上げ偽装 事件 元社長に有罪判決(20

がん医療売り上げ偽装事件　元社長に有罪判決(2021年11月30日)

　医療関連会社の元社長が株価をつり上げるためにがん医療を巡る事業の売り上げを偽装した罪に問われている裁判で、東京地裁は元社長に懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

　医療関連会社「Nuts」の元社長・森田浩章被告（52）は会社の株価をつり上げるためにアメリカ・コロンビア大学のがん医療を巡る事業の売り上げ5億円以上を偽装した罪で起訴されました。

　東京地裁は30日の判決で「5億4000万円を超える巨額の虚偽の売り上げを公表したものであり、投資家の判断を誤らせ、証券市場の公正を害する危険が甚だ大きい犯行」と指摘しました。

　一方、「事実を認めて反省の情を述べている」などとして、森田被告に対して懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
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